【幼稚園のウサギ虐殺】なぜウサギが小学校や幼稚園で飼われるのか?

事件


1月17日に横浜市港北区の幼稚園で飼っていたウサギ1匹がいなくなっていました。

他にも1月25日に、17日にウサギがいなくなった幼稚園の近くの別の幼稚園でも

2匹のウサギがいなくなりました。

その後、横浜市港北区の公園で、刃物で切り刻まれたウサギの死骸が別々の公園で

1匹づつ見つかっています。

幼稚園の近くの防犯カメラにウサギを連れ去る不審な人物が映っていたそうです。

警察は連れ去られたウサギの可能性があるかもしれないので、

窃盗(誘拐)の疑いで捜査しています。

子どもたちの大切なウサギを連れ去り殺害し放置するなんて、

気持ちが悪すぎますね。

【なぜ学校や幼稚園でウサギが飼われてるのか?】

一般的に言われるのが、子供が動物に触れ合うと情操教育につながるとよく言われます。

情操教育ってなに?ってなると思います。

情操教育とは、小さい子どもの感情を豊かにしたり、何事にも考えるチカラを深めたり、

自分の感情や気持ちを表現する方法に幅をもたせたりすることで、

子どもの心を豊かに育てる教育のことだそうです。

昔から,知の教育,情の教育,意の教育という分け方があるが,
情操教育はひろく情の教育にあたるものである。
そして,これは知の教育と意の教育とも密接なつながりをもつとともに,
知性と意志をつなぐはたらきもする。
人間の心情にはたらきかけて心の育成をはかる教育で,芸術や道徳,宗教といった領域で
価値にかんする感情の陶冶と人間形成がめざされる。
日本における情操教育は〈みさお〉という字があてられているように,
外側からある価値観をもって心情の形をととのえようとする傾向をもっている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について

なんだか難しいことが書かれてますが、簡単に言うと机上の勉強以外のことで

心の育成をしていくことじゃないかと思います。

【なぜウサギを飼うことが情操教育に繋がるのか?】

①責任感が身につく

子どもには責任感を理解できません。責任感を子どもに言葉で一生懸命教えても、
なかなか伝わらず、理解させるのが難しい問題です。

しかし、動物を飼い子どもに世話を焼かせることで、

エサを挙げないと死んでしまう。
ウサギの小屋を掃除しないとウサギが小屋の中で生活できない。

など、ウサギの面倒を見ることで命の大切さも覚え責任感も身についていきます。

②豊かになる感情

目がクルッとしてて白くてフサフサしててピョンピョン跳ねるウサギの姿を見ていると
「カワイイ」と子どもたちは口を揃えていいます。

またウサギが怪我をしたりすると、大丈夫かな、どうしたら治るかななど、
思いやりの気持ちが育っていきます。

怪我が治れば、喜びや安心もまた子どもの感情の豊かさを育みます。

③協調性や協力する精神

小学校でうさぎを飼うときはクラスの飼育係が当番でお世話をしますよね。
クラスの皆でお世話をすることで、子どもの協力する気持ちや協調性を養っていきます。

【まとめ】

最近の子どもは何かと言えばゲームばっかりだし、テレビをつければ残虐なニュース。

ゲームの中のキャラクターが死んでも悔しがっても、悲しんでる子どもはいません。

実際に動く生身の生物を触れ合うことは、情操教育とか難しいことを考える前に

子供の教育には、とても有意義な事だと思います。

今回の事件で、

心を豊かにする情操教育の一貫として飼われているウサギを

連れ去り殺害するなんて、

なんと皮肉な事件なんだろうと心が痛みます。

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