おそロシア!ロシア人の元スパイが重体、薬物の可能性?暗殺未遂でも捜査

事件

3月4日の夕方ごろイギリス南西部ソールズベリーのショッピングセンターで

60代の男性と30代の女性が意識不明でみつかりました。


【今回の事件の詳細】

4日夕方、イギリス南西部ソールズベリーのショッピングセンターで、

60代の男性と30代の女性が意識不明でみつかりました。

意識不明の原因は何らかの薬物とみられていて、二人とも病院に運ばれましたが、

重体となっています。

イギリスの報道メデイアによると、

「2人はショッピングセンターの中にある公園のベンチで意識を失っていましたが、

なんらかの薬物に触れていた可能性があるということで、周辺は封鎖されています」

なぜ、周辺が封鎖されているのか?

過去の事件の影響が考えられるみたいです。

地元の警察によりますと、今回重体で倒れていた男性は、ロシア軍の情報機関の

元大佐でセルゲイ・スクリパリ氏だということです。

目撃者のコメント

 「男性は空を見上げながら、不自然に手を動かしていました」(目撃者)

「男性はおう吐して様子が変でした。口からあふれ出ていました」(目撃者)

ロシアの元スパイで元大佐のスクリパリ氏がイギリスのショッピングセンターで

意識を失った状態で見つかったのに理由がありそうです。

【スクリパリ氏とは?】

今回、意識不明の重体で見つかった元大佐スクリパリ氏は過去にニュースになった

ことがあります。

2006年に、スクリパリ氏はイギリスの諜報機関にヨーロッパで活動する

ロシアのスパイの情報を渡した罪で有罪となりました。

その後、収監されましたが、2010年に行われたアメリカとの

「スパイ交換」で釈放され、イギリスで生活していました。

少し疑問ですが、なぜアメリカとのスパイ交換でロシアの元スパイが

釈放されイギリスで生活しているのかも、不可解な所です。

スクリパリ氏が住んでいた近隣の住民のコメント

「引っ越してきたときにホームパーティーを開くような気さくな人だった」

と話しているそうです。

そりゃ、家に篭って近所付き合いしない会話もないほうが怪しまれたりすることを

考えれば、逆に陽気に振る舞い、自然な生活スタイルを保つためには

近所付き合いも必要だったのかもしれませんね。

【過去にもスパイ暗殺】

過去にもロシア人の元スパイが暗殺される事件がありました。

元情報機関員のアレクサンドル・リトビネンコ氏が2006年にイギリスに亡命。

リトビネンコ氏はイギリスに亡命後、プーチン政権を批判したライターとして活動

していました。

ロンドンにある寿司屋でイタリア人教授マリオ・スカラメッラと名乗る人物と会食。

イギリスのマスコミは、タリウム中毒が疑われプーチン政権による毒殺未遂の

可能性が濃いと報道しました。

リトビネンコ氏は、集中治療室に収容されていたが、11月23日に44歳で死亡しました。

彼の体内から、ウランの100億倍の比放射能を有する放射性物質のポロニウム210が

大量に検出されたそうです。

イギリスは犯行の主犯が旧ソ連国家保安委員会(KGB) の元職員だとして、

ロシアに身元の引渡しを要求しましたがロシアは完全に拒否しました。

イギリスは最終的にプーチン大統領が「殺人を容認しただろう」という結果になったが、

ロシアの否定は続いてる状態のままです。

今回の事件も、重体で発見されましたが、目撃者の証言からも

毒物の可能性が高いことから、同じ状況なのかもしれませんね。

恐ロシア…

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