アメリカンフットボールの定期戦で関学大選手に悪質プレーを繰り返した日大の内田正人監督(62)が19日、辞任を表明しました。
先日の6日に起きたアメリカンフットボールの関西学院大学と日本大学の定期戦で日大選手による悪質な反則行為で関学大の選手が負傷しました。
調布アミノバイタルフィールドで行われた第51回定期戦の第1Q。
日大のDL選手が、最初の守備でパスを投げてから約2秒後、無防備だった関学大のQBに背後からタックルし、負傷退場に追い込んだ。
反則を受けたQBは右膝軟骨損傷で全治3週間のけがを負っています。
この危険なプレイで関東学生アメリカンフットボール連盟は、追加的な処分内容が決まるまで日大の当該選手の対外試合出場を当面禁止しています。
春季オープン戦の日大が出場する予定だった3試合についても中止を決めました。
今回の監督の辞任と危険プレイの詳細を調べました。
【日大の選手の危険なプレイとは】
5月6日に都内で行われた日大と関西学院大のアメリカンフットの定期戦で、
日大の選手が、パスを投げ終えて無防備な状態だった関西学院大の選手に
後ろからタックルし、関西学院大の選手はケガによる途中交代を余儀なくされました。
関西学院大によりますと、タックルされた選手は試合後、
右ひざなどのケガで全治3週間と診断されたほか、
さらに左足にしびれがあるということです。
【関西学院大は「日大に正式謝罪求める」】
関西学院大学は、日大の選手はボールには全部反応せず
クオーターバックの選手をめがけて突進し、
明らかに力を抜いている様子の選手に、
「背後から突き当たっている」として極めてリスキーで悪質だと指摘し、
「生命に関わる重篤な事故につながる見込みがある行為だった」と非難しました。
日大の選手による背後からのタックルについて、
関西学院大は「日大の選手は関西学院大のクオーターバックの選手が、ボールを投げ終わっておよそ2秒後に背後からタックルしている。
その後の日大の対応
日大アメリカンフットボール部は、ホームページ上で
「反則行為により大きな混乱を招き、多大なご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くおわび申し上げます」と謝罪したうえで、
「今回の事態を重く受け止め今後このようなことがないよう、これまで以上に学生と真摯(しんし)に向き合い指導を徹底してまいります」というコメントを載せました。
【日大の内田正人監督が辞任】
先日の6日にアメリカンフットボールの日本大と関西学院大の定期戦で
日大の守備選手による悪質な反則行為によって関学大の選手が負傷した問題で、
日大の内田正人監督(62)が19日、辞任を表明しました。
負傷した選手や保護者に謝罪した後、大阪空港で取材に応じ「一連のこの問題は全て私の責任です。監督を辞任いたします。弁解もいたしません」と硬い表情で話した。
【日大アメリカンフットボール選手危険プレイのまとめ】
5月6日に行った日本大と関西学院大の定期戦で
日大の守備選手による悪質な反則行為によって関学大の選手が負傷した。
そのプレイの内容がボールを投げ終わった無防備な選手に後ろからタックル。
タックルを受けた関西学院大学の選手は、
右ひざなどのケガで全治3週間と診断されたほか、さらに左足にしびれがあり
選手生命の危機にある。