韓国籍の船から北朝鮮籍の船に積み替え?船を横付けで瀬取りの可能性

事件

5月3日に東シナ海で北朝鮮船籍のタンカーに韓国船籍とみられる

タンカー接近しているのを、日本の海上自衛隊艦艇が確認しています。

実際に荷物の積み替えや移し替えが行われたかどうかは確認できなかったみたいです。

過去に北朝鮮の積み替え密輸の事実があるだけに疑わしいですね。

先月27日に南北首脳会談が開かれたばかりで、

日本からみれば疑わしさの塊でしかない韓国と北朝鮮。

過去にあった北朝鮮の密輸の実態とは。


【韓国籍の船と北朝鮮籍の船が行った瀬取りとは】

そもそも今回の韓国籍の船と北朝鮮籍の船が行った瀬取りとはなんなのか?

瀬取りとは、

洋上において船から船へ船荷を積み替えることを言う。

一般的には親船から小船へ移動の形で行われる。

日本では港に接岸できない船から船荷を運び出し、小船で陸揚げするために江戸時代には瀬取りが行われていた。

瀬取りを行うこと自体が禁止されているわけではないが、

違法な覚せい剤取引で利用される。

 

近年では朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に対する経済制裁に関連して、

内閣総理大臣安倍晋三をはじめとする日本国政府やマスコミは、

「公海上で、違法に物資の積み替えを行うこと」、

「洋上で貨物を積み替える形で制裁を逃れる行為」などの意味で用いている。

【今回の北朝鮮と韓国の瀬取りの実態】

海上自衛隊は、北朝鮮の旗艦タンカーが東シナ海の高海岸にあったことに警戒していたことを確認しています。

日本政府は、韓国政府が、北朝鮮がシーセットと呼ぶ海上密輸に韓国船が関与している疑いで事実を調査するよう韓国政府に要請しました。

政府関係者によると、警戒していた海上船舶は3日、韓国の旗艦船のタンカーが北朝鮮の旗艦船に接近しているの確認しました。

しかし、貨物の移送が実際に行われたかどうかを確認しておらず、

政府が試みたかもしれないという状況です。

韓国側からの正式な回答はまだありません。

【過去の北朝鮮の瀬取り(密輸)状況】

凍結乾燥機不正輸出事件

2002年9月に台湾を経由して凍結乾燥機1台を北朝鮮に不正に輸出した疑い。

凍結乾燥機は生物兵器の製造に転用が可能で、キャッチオール規制の対象になっている。

逮捕された男は「北朝鮮側から軍事目的で凍結乾燥機が必要という依頼があった」と供述しています。

タンクローリー不正輸出事件

2008年1月28日に韓国を経由して大型タンクローリー2台を北朝鮮に不正に輸出しようとした疑い。

大型タンクローリーはミサイルの燃料運搬や移動式発射台などに転用可能で、

キャッチオール規制の対象になっている。

韓国はキャッチオール規制の対象にならないホワイト国であり、ホワイト国を経由した北朝鮮への不正輸出が摘発されたのは全国初。

壁紙不正輸出事件

北朝鮮に壁紙を不正輸出したとして、2015年1月19日、韓国籍の男が逮捕された。2012年11月30日ごろ、承認を受けずに壁紙約8900キロを中国・大連経由で北朝鮮に輸出した疑い。

ニット生地不正輸出事件

北朝鮮にニット生地を不正輸出したとして、2016年3月1日、大阪市西区の貿易会社元社員で中国籍の容疑者が逮捕された。

食品不正輸出事件

2014年6月30日、シンガポールの企業経由で北朝鮮に向け食品など約1500箱を横浜港から輸出した疑い。輸出品目にはインスタント食品や菓子類などの食品のほか、シャンプー、せっけんなどの日用品もあった。

日用品・調味料・ウイスキー不正輸出事件

北朝鮮にシャンプーなどの日用品や調味料、ウイスキーなどを不正輸出したとして、2018年1月17日、貿易会社経営で中国籍の男と別の会社の役員の男が書類送検された。

以上の密輸事件から北朝鮮の瀬取りは日常茶飯事に行われていると考えられます。

しかし、問題なのは韓国籍の船との接触です。

韓国はキャッチオール規制の対象にならないホワイト国なので、

これが本当ならば国際的に問題になります。

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