3Dプリンターが出てから、たまにニュースで話題になりますね。
中国では3Dプリンターで家を建てたとか少し前にニュースになっていました。
そもそも、3Dプリンターとはなんなのか?
3Dプリンターで事件が多発する理由は?
気になったので3Dプリンターのことを調べてみました。
3Dプリンターとは
3Dプリンターとは設計データをもとに、立体物を造形する機器のこと。
通常プリンターといえば紙に印刷するものですが、
何種類化の方法で立体的に製造していきます。
光造形法、粉末法、熱溶解積層法、シート積層法、インクジェット法
と様々な手法があります。
逮捕者が出た3Dプリンターで銃の製造
設計図さえあれば、簡単に3次元の作品を自在に3Dプリンターでは作れます。
今回も3Dプリンターで製造された銃を所持していた疑いがあるとして、日本では
2人目の逮捕者が出ました。
逮捕された大学生は
「悪いことをするつもりで作ったものではないことを信じて下さい」。
今月の7日に高性能爆薬を製造した容疑で逮捕されていた名古屋市の男子大学生(19)の自宅から新たに3Dプリンターで自作したとみられる拳銃が見つかりました。
男子大学生は拳銃を所持していたとして、銃刀法違反の容疑で再逮捕されました。
でも、警察はどうやって拳銃の所持を確認したんでしょうね。
3Dプリンターを巡って物議をかもす拳銃の製造。
2014年、横浜地裁が3Dプリンターで銃を製造した元大学職員に実刑判決を言い渡した事例もあります。
3Dプリンター本体が1台、数万円で市販されているだけでなく、原料や設計データも容易にネットでは手に入るようになりました。
今回、問題になった拳銃の設計図もネット上で簡単に入手可能だといいます。
3Dプリンターで製作されたプラスチック製の銃は、プラスチック製ながら実弾を発射できる強度を持ち合わせているそうです。
アメリカ・テキサス州のNPO団体では3Dプリンター製の銃の設計図を実際に販売しています。
2013年から無料公開していましたが、直ちに政府による公開の差し止め命令を受けました。
裁判で争った後に、今年8月より今度は安値での販売を開始したといいます。
現在、アメリカの30の州で、3Dプリンター製の銃の設計図がネット上で販売されているといいます。
3Dプリンターで作った銃は金属探知機に反応せず、テロ犯罪に使用される恐れがあり、製造番号や所有許可証による追跡もできないことから“幽霊銃”と呼ばれ、今、アメリカでも大きな問題になっています。
悪用が問題視される一方で、医療を中心に3Dプリンターの良い使い方も広がりを見せています。
難易度の高い手術では、患者をスキャンした3Dデータから臓器のレプリカを作成。
手術前のシミュレーションに役立てています。
様々な分野で産業や社会に変革をもたらす可能性を秘めている3Dプリンター。
夢の機械を私たちはどのように扱うべきなのでしょうか。