ストーカーの治療!?加害者が告白する治療プログラムとは

社会問題

現在注目されている判決にタレントの菊池桃子さんに繰り返しストーカー行為を行った男に今週、判決が言い渡されます。

最近は、どんどんストーカーの被害が増え続けています。

加害者の男性の治療するプログラムが注目されています。

警告を警察から何回受けても自分を止められなかった男性がこの治療プログラムの
効果を実感していると言います。

「良くなっているのは間違いないんです。ほんとは治ったって断言したいくらいなんですけど」(ストーカー治療を受けている男性)

ストーカー治療中の男性

先のコメントは現在治療中の男性です。

過去にストーカー行為で2度の逮捕歴がある20代の男性。

しつこく何度も電話をかけたり、つきまとったりするなどの行為を繰り返しました。

親しいと思っていた女性が自分から離れていくと感じてくるとストーカー行為に及ぶそうです。

警察からは、やめるよう警告を受けても、自分を止めることができなかったと言います。

「最初我慢するんですよ。 我慢するんですけれども、我慢っていつか爆発するもので。自分は不幸なのに何で相手はこんなに幸せなの?と。何で自分はこんな目にあわなきゃいけないの?って、強引に何が何でも仲直りしてやると、強引に接近したり、下手したら復讐するとなってしまって」 (ストーカー治療を受けている男性)

ストーカーとはなにか

ストーカー(英: stalker)とは、つきまといをする人のことを指している。 もともと英語には「stalk ストーク」という動詞があり、これは人や動物を捕えたり害をくわえるために忍び寄ることを指している。「 ing」という接尾辞をつけて行為を指したり、「er」という接尾辞をつけて人(行為主)を指しているわけである。

男性が女性に行いことが多いと取り沙汰されることがおおいニュースですが、

女性が男性にストーカーを行うこともあります。

ストーカー治療プログラムを受けている男性

1度目の逮捕の時は執行猶予。

「(留置場に)入って1日目、2日目って、自分の顔を見て、これが犯罪者の顔なんだこれが容疑者の顔なんだってくらい、鏡に映った自分の顔が嫌でしたね」(ストーカー治療を受けている男性)

2度目の逮捕は、治療プログラムを受けることも条件に略式起訴となり、刑務所行きは免れました。

「来た理由がストーカーで2回捕まったことがあって、そこから立ち直っていくために通わせてもらっています」(ストーカー治療を受けている男性)

男性が受けているのは、横浜市のNPO法人が行っているプログラム。

ストーカー行為を止められないなどと悩む10人ほどの加害者が、毎週、グループワークを行っています。

「ストーカーの特徴を皆さんと一緒に考えてみたい」(ストーカー加害者更生に取り組む「ステップ」 栗原加代美理事長)

支援者が見守る中、加害者同士が自由に発言しあい、相手の話にも耳を傾けることで、ゆがんだ考え方を少しずつ変えていくことを狙っています。

対話の中で、加害者自身が抱える孤独感などを吐き出してもらうことも効果があるといいます。

昨年度、この治療プログラムに参加した50人のうち、およそ8割が1年間ストーカー行為が再発しなかったといいます。

治療プログラムということは、ストーカー行為を病気の一種だととらえているのでしょうか。

男性も・・・
「こう起こったと話すと違う視点で、『こういうときはこう考えた方がいいよ』って話してくださって、そういうことを繰り返していくうちに思考回路を変えていくと。あれだけ縁が切れたときに、私はじゃんじゃんメールとか、LINEとか送ったりするんですよね。相手にブロックされたときに、私何も行動しなかった」(ストーカー治療を受けている男性)

全国の警察が治療を促した加害者のうち、実際に治療を受けたのはおよそ2割にとどまっていますが、NPO法人は「治療に一定の効果があることに理解が広まってほしい」と話しています。

まとめ

この話を聞いて、時計じかけのオレンジを思い出しました。

犯罪を犯す青年を更生させるプログラムの映画です。

ストーカー行為自体は他人に悪影響を与える行為で犯罪に等しい行為です。

しかし、その犯罪を更生させるプログラムは本当に加害者の心を治療しているのでしょうか。

時計じかけのオレンジのようにストーカー行為を行うことで罪悪感を植え付け、

無理に自分の心を強制的に拒絶反応を植え付けてはいないだろうか。

人は社会で他人と共存している中で、他人を傷つける行為が悪だとされ犯罪扱いされる。

それは間違いではないし、他人が不快な思いをするなら悪だろう。

ましてや、それが法律に違反していれば犯罪。

ストーカー行為とは、病気なのか、犯罪なのか。

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