長年に渡って、献身的に活動を行ってきた医師たち10名に
医療功労賞が送られました。
天皇陛下へも面会できる「医療功労賞」ってなんでしょうか?
【医療功労賞とは?】
去年は12名の方たちが表彰されたこの賞は、毎年読売新聞社が主催しています。
主催は読売新聞社ですが、後援には、厚生労働省、日本テレビ放送網、協賛には損保ジャパン日本興亜が名前を連ねています。
医療功労賞は、山間部や離島、発展途上国など、厳しい環境のもとで長年、地域に密着した活動を続けてきた医療従事者を表彰します。1972年に始まって以来、これまでの受賞者は4400人を超えています。
日本が世界有数の健康大国であるのは、優れた地域の医療従事者に支えられているためです。
社会の高齢化が進むにつれ、地域医療への期待はこれからも高まります。
読売新聞社は、こうした地域医療への貢献者を顕彰する目的で、医療功労賞を設立しました。
去年は、鉱山で排出されたヒ素による公害で、世界に先駆けた研究を行った宮崎県の出盛允啓さん(74)や、
ハンセン病患者のがん検診に内視鏡や超音波を取り入れ、がんによる死者を大幅に減らした宮城県の森芳正さん(65)など、地域医療で活躍してきた12人が受賞されています。
【今年の医療功労賞】
今年の医療功労賞には、去年より2名少ない10名の方が選ばれました。
高齢化が進むなか福井県の豪雪地帯で約30年もの間、巡回診療などに取り組んできた
医師の山川秀さん(69)
国内だけでなく、ネパールのヒマラヤ山麓で長年に渡って、歯科医療の発展に務められた歯科医の山川秀さん(69)
他8名の方たちが表彰されています。
表彰された方たちは、恐らく個人的な意見ですが賞が欲しくて頑張ってるのではなく
献身的に医療に従事し少しでも医療の発展につながるために日々医療の分野に
取り組んでいらっしゃるのだと思います。
国内だけでなく、厳しい地理的な条件にある発展途上国などでも、
多くの日本人が我が身をかえりみず、医療活動に取り組んでいます。
現地の医療を充実させ、日本の支援に対する評価も高めています。
後援に厚生労働省とありますが、もとより政府主催の表彰でも良いのでは?
と思います。
こういった方々の頑張りを心から尊敬します。
【天皇陛下からの労いの言葉】
医療功労賞の表彰のあと、なんと、天皇皇后両陛下らと面会。
天皇陛下から
「みなさんの活動がそれぞれの地域の人々の支えとなり、幸せをもたらしたことを深く感謝しております」
と、ねぎらいの言葉をかけられたそうです。
【応募について】
募集部門は国内部門と海外部門。
募集対象は、医療業務歴15年以上で、原則50歳以上。
海外部門は、海外での医療業務歴通算5年以上または医療業務助成への貢献歴通算10年以上で、かつ日本国籍を持っている人。
になっています。