会社でもはしかの感染に注意するメールがきてましたが、
今年ははしかに感染する人が増えているみたいです。
5月13日までに全国で149人も感染していることが、
国立感染症研究所のまとめで分かりました。
はしかは非常に感染力が強くてて空気感染でも広がります。
潜伏期間は10日から12日間あって、その後で高熱や発疹などの症状が現れます。
今年の3月ごろから感染が広がっていますが、
台湾から沖縄へ来た旅行者がきっかけとなり感染が広がったみたいです。
国立感染症研究所の調べによると今月の13日までに報告された感染者だけでも
全国で149人です。
1番感染者が多い都道府県は沖縄で85人に上っています。
次に愛知県で24人で東京都で11人となっています。
特に医療機関や保育施設などで働く職員に対して、
厚生労働省は感染拡大を防ぐために、
予防接種の徹底を呼びかけています。
【はしかとは】
はしかは、麻疹(ましん)ウイルスが引き起こす全身の病気です。
はしかの症状は風邪に似ています。
高熱、咳、鼻水など風邪に似た症状が数日続いてから、
赤く盛り上がった小さい発疹が全身に拡がって大きくなり、
暗赤色に変色した発疹の後が残った状態になります。
高熱は約1週間続き、予防は出来ても特効薬はありません。
【はしかの感染を予防する方法】
はしかは空気感染するので、非常に感染力が強いです。
はしかに対する免疫力の無い人が、はしか患者と同じ部屋にいれば、ほぼ必ず発症します。
まわりに、はしか患者が絶対にいないと言えないません。
なので、免疫力をつけるために予防接種が必要です。
まずは母子手帳で接種歴を確認しましょう。
過去に2回接種していれば、ひとまず安心です。
1回であれば、もう1回ワクチンの接種をしたほうがいいです。
また、はしかに対する抗体が、陰性または弱陽性という判定であれば、
ワクチンを受けておきましょう。
【はしかの症状】
感染する期間は、発症1日前から発疹出現後4日後までの間で、
感染から発症までの期間である潜伏期間は、10 日から 12 日です。
はしかの合併症は、中耳炎、気管支炎、肺炎、ノドが腫れるクループ症候群、脳
炎、角膜の炎症で、場合によっては、死亡や後遺症の恐れもあります。
また、少し免疫力があると、修飾麻疹(しゅうしょくましん)と言って、
発疹が急に全身に拡がらずに症状が進行するため、診断が難しいこともあります。
【はしか感染者と接触した場合は】
感染が疑われるときは、対策が2つあります。
1つはワクチンで、接触から3日以内に接種します。
もう1つは抗体を含む製剤を使用することで、接触から4日以上6日以内で
あれば、ガンマグロブリンという免疫の血液製剤を筋肉注射します。
ただし、血液製剤の使用については、メリットとデメリットがあるので、お医者さんによく相談して使用してください。
ワクチンの数が不足している場合は1~2歳の定期接種が優先されています。
ワクチン不足を考えると、日頃からはしかに対しては大流行する前に対策をしておくこと
が大切です。
感染力が強いので、はしかと思ったら、事前に医療機関に連絡してから受診しましょう。