大阪港のコンテナの中から大量のヒアリが発見されました。
コンテナだけでなく空港の荷持からもヒアリが最近では見つかっています。
今回は大阪港に陸揚げされたコンテナの中からヒアリが2000匹以上も見つかりました。
環境省の報告によりと、このヒアリが見つかったコンテナは中国から運ばれてきたもので
コンテナの作業にあたっていた作業員2人がヒアリに刺されました。
今回刺された作業員は二人共軽症ですんだそうです。
ここ数年でヒアリの報告がどんどん増えています。
ヒアリを見つけたときの対処方法など調べてみました。
【今回のヒアリが発見された詳細】
6月16日に大阪港と岸和田市の倉庫で、強い毒を持つ外来種のアリ「ヒアリ」が2千匹以上見つかったと発表しました。
どちらも中国から運ばれてきたコンテナだそうです。
環境省によると、中国・広東省の港から運ばれた金属製のコンテナが12日、
大阪港に陸揚げされた。
岸和田市の倉庫へ移送され、15日に作業員が開けたところ大量のヒアリを見つけた。
フタを閉じて大阪港へ返送し、殺虫処理をした。
岸和田市の倉庫では約100匹、大阪港では1900匹以上のヒアリが見つかった。
岸和田市で作業員、大阪港で環境省職員がヒアリにかまれたが、健康上の支障は出ていないという。
コンテナからヒアリが逃げ出している可能性もあり、見つかった周辺では殺虫餌と粘着トラップを設置している。
【ヒアリとは】
ヒアリとは危険な外来種で、もちろん蟻の仲間です。
主な生息は、公園や畑や田んぼなどに営巣します。
ヒアリは雑食で節足動物、トカゲなどの小型脊椎動物、甘露、樹液、花蜜、種子などを餌にします。
ヒアリの性格は極めて攻撃的で、節足動物のほか爬虫類、小型哺乳類をも集団で攻撃し、捕食することで知られています。
ヒアリの原産地は南アフリカですが、国内でも多数目撃されています。
ヒアリの大きさや特徴
・体長2~6mm
・主に赤茶色
・体色は赤褐色、腹部が暗色
ヒアリに刺される被害例
ヒアリに刺されるとアルカロイド系の毒によって非常に激しい痛みを覚え、水疱状すいほうじょうに腫れる。
毒に対するアレルギー反応(アナフィラキシーショック)を引き起こす場合があり、北米だけでも年間で1500件近く起こっている。
ヒアリに刺されたら
ヒアリに刺された直後の対処方法
20~30分程度、安静にし体調の変化がないか注意する
症状が変わらなかったら、そのまま病院を受診します。
もし症状が悪化した場合
救急の受け入れがある病院を受診する。
ヒアリに刺されたことを伝えて治療をしてもらう。
【ヒアリの駆除方法】
ヒアリを見つけたら殺虫剤を散布する。
熱湯をかける
【ヒアリ予防について】
<被害が起きやすい状況>
・農作業、庭の手入れや家庭菜園など屋外での作業
・野外においてあるサンダル等の靴を履く。
<予防策>
・野外での作業時にはプラスチック製の手袋を着用する等、肌を露出しない。
・アリが体をのぼりにくくするために、ベビーパウダーを靴やズボンに振り掛けておく。
・サンダル等を外に置きっぱなしにしない。
<ヒアリやアカカミアリのようなアリを見つけたら>
・生きた個体を手で触らない。
・地元の自治体に連絡する。
【まとめ】
ヒアリが日々増え続けています。
刺されると火傷のような激しい痛みを生じるそうです。
これから夏に向けて、公園でのバーベキューや公園で遊ぶ家族が増えると思います。
ヒアリは小さくて見つけにくく刺されてから気づく場合もあると思います。
今はヒアリに効く殺虫剤も多く市販されています。
でももし見つけたら交番や自治体にすぐに報告しましょう。
もし万が一刺されたらすぐに近くの病院を受診しましょう。