中学生でしかも最年少でプロ棋士になったことで、有名になった藤井聡太6段が師匠である杉本昌隆さんと対戦しました。
その結果わ?
【藤井聡太6段の人物像】
これだけニュースになれば誰もが知ってる藤井聡太6段ですが、どんな人物なのか?調べてみました。
奨励会に入るまで
5歳の頃におじいちゃんから将棋を習い始めたそうです。
そしてすぐに、瀬戸市内の将棋教室に入会されています。
まだ読み書きもままならないのに、入会した際に師範から渡された『駒落ち定跡』を藤井さんは符号を頼りに読み進め、1年後には完全に理解・記憶されたそうです。
5歳で既に才能があったんですね。
それにしても気になるのが、5歳の子供にそんな本を渡した師範は、才能を見抜いていたのか?それとも何か確信があったのか…。
その頃から藤井さんが将棋大会に出るようになりますが、あまりにも強すぎたため、藤井さんと当たるのが嫌で、別の地区の将棋大会に出た同年代の子供がいたそうです。
エピソードが既にスゴすぎます。
それから、小学校1年生で東海研修会に入会し、翌年には第10回全国小学生倉敷王将戦・低学年の部で優勝!
更に凄いのが、同じ年の10月に同年10月にJT将棋日本シリーズ東海大会の低学年の部で優勝されています。
てことは、小学2年生で2回も優勝しているんですね。
【藤井聡太さんの快進撃】
ここで藤井聡太さんが有名になる1番のイベント!
加藤一二三さんとの対決ですね。
ひふみんこと、加藤一二三さんも藤井聡太さんと同じく中学生でプロ棋士になられています。
何の因果か加藤一二三さんが最年少でプロ棋士になられた記録を藤井さんが破っての対局。
そして、藤井聡太のプロ棋士デビュー戦が加藤一二三さんとはまさに世紀の対局だったと思います。
結果、藤井さんの公式戦勝利の史上最年少記録を更新され、時代の節目として言われることもありますが、加藤一二三さんは唯一加藤さんは19世紀、20世紀、21世紀、3つの世紀に生まれた棋士と公式戦で対局した記録を樹立されています。
その後、藤井さんは連戦連勝と記録を伸ばし、2016年の12月24日の初勝利から、
2017年の6月26日まで29連勝と凄まじい快進撃でした。
もちろんマスコミもほっては置かず、連日対局の度にニュースで報道されていました。
【師匠との対決】
さて今回の師弟対決ですが、大阪市の関西将棋会館で指された
第68期王将戦1次予選2回戦で、師匠の杉本昌隆七段(49)と対決!
師匠との公式戦初対局。将棋界で言う弟子が師匠に勝つ「恩返し」をし、
111手で破りました。
この勝利により、29連勝で一旦ストップしていた連勝記録が現在14連勝となっています。
午前10時から始まった師弟対決ですが、一時は千日手となり、午後から指し直してます。
千日手とは、
将棋で、双方とも他の手をさすと不利になるので、同じ手順を繰り返してさすほか、仕方がなくなること。
これは師弟だからこそ、何度も練習将棋を指してきたからなのか?そのあたりは本人達に
しかわからないのかもしれませんね。
師弟対決を制した藤井さんは
「対局前からすごく楽しみにしていました。対局中はいつも通りの気持ちでいきました。とてもいい経験になりました」
と笑顔で振り返りました。
愛弟子の恩返しに杉本は
「藤井六段の強さは証明されていますから。勝負は残念ですが、記念のすばらしい1日になりました」
と振り返った。
実は、千日手になる対局には一つのエピソードがあり、
千日手になった一戦では、杉本さんは師匠の故板谷進九段の扇子を持って対局されています。
午後からの対局では別の扇子に変更されています。
何か意味深なエピソードですよね。
そして師匠を超えて14連勝中の藤井さんですが、将棋の楽しさや知名度を
結果的に世間に広めていますね。
ニュースの報道で藤井さんの応援に来ている女性のインタビューでも、
自分の子供にも将棋をさせたいなどのコメントが多く見られます。
ネットでも藤井聡太さんが子供の頃に使っていたキュボロ社 クゴリーノ
積み木の知育おもちゃがバカ売れして入手困難になっているそうです。
しばらくは、藤井さんのおかけで将棋に興味を持ってくれる子供が増えそうで
嬉しいです。