今回始めて日本で開催されることになったG20。
ニュースなどで聞くG20とかG7って何?と思う人もいると思います。
詳しく理解しておけば会社で話題に上がったときも、
簡単に説明できれば一目置かれると思います。
【G7、G20とは】
G7・・・簡単に言ってしまうと、もともとは主要各国が集まって今後の経済について
話し合いをする集まりです。
始まりはG5で、石油ショックの影響で世界の経済が混乱した際に、その対応を
協議するため日本とアメリカ、イギリス、フランス、西ドイツの各財務相が集まって、
話し合いをしました。
このG5から、イタリアとカナダが参加しG7の体制ができました。
その後一度はロシアが参加したものの、クリミアに侵攻したロシアの参加を停止、
現在のG7に戻りました。
G20…では20カ国になったのは何時なのか?1999年にアジアの通貨危機の際に
G7に加え、ロシア、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、中国、インド、
インドネシア、メキシコ、サウジアラビア、南アフリカ、韓国、トルコと欧州連合(EU)を
加えた20カ国・地域の枠組みがG20です。
リーマンショック後は、同時に首脳会議も開催しています。
世界経済の安定を目的とした話し合いですね。
Gのつく集まり以外にも記憶に新しいのは沖縄サミットや洞爺湖サミット、
オバマ氏が広島記念公園に訪れた「伊勢志摩サミット」などは、
印象に強いと思います。
【今回、日本ではどのように開催するのか】
今回のG20サミットは2日を予定されています。
開催の時期については日本で19年春の統一地方選や夏の参院選などを踏まえて、
6~11月の間で検討を進める方針です。
このサミットには、大阪府・市のほか愛知県や福岡市も誘致を表明していました。
政府はこのほか、東京都や横浜市、千葉市での開催も模索していました。
ただ、19年には、天皇陛下の退位にともなう儀式のほか、
横浜でのアフリカ開発会議(TICAD)なども予定されているため、
首都圏での開催を見送りました。
大阪市は第2の都市と言われるほど大都市なので、首脳級の宿泊が可能なスイートルームの
部屋数が多くあります。
2025年の国際博覧会(万博)誘致に向けた知名度アップにつながるとの期待もあります。
政府高官は「国際都市となるために良い機会になる」と話しています。
現在予定している開催地については、
大阪府・市・・・首脳会議
愛知県・・・官邸関係者によると外務大臣の会議
新潟県・・・農業大臣の会議
北海道・・・観光大臣の会議
茨城県・・・IT技術などデジタル分野を担当する科学技術大臣の会議
岡山県・・・保健大臣の会議
愛媛県・・・労働・雇用大臣の会議
長野県・・・閣僚会合の検討中
各国から主要要人を迎えての会議が日本で開催されることに
日本人としてとても誇りに思えます。
世界からみれば、もっとも日本は安全な国として取り沙汰されることもありますが、
日本人以外の外国人が日本でテロを起こす可能性もなくはありません。
G20の開催中は各地方で厳戒な警備体制がとられるため
旅行などは控えたほうがいいかもしれませんね。