【復活の諸見里】女子プロゴルフ・ダイキンオーキッドレディス

スポーツ

今、女子プロゴルフツアーで1番の注目、

ダイキンオーキッドレディス 最終日がスタートしました。

なんといっても注目の理由は首位と2打差につける諸見里しのぶが

久しぶりに頑張っていることです。

前日には荒天のため中止になりました。

今日、最終日の琉球GCは濃い霧の幻想的な中でのスタートしています。

2009年に年間6勝を上げて賞金ランク2位になったものの、それ以降は8年間も

勝利から離れ、体の不調に悩まされ続けていました。

今回のダイキンオーキッドレディスを制して悲願の10勝目が見たいですね。

【復活の兆しが見えた2日目】

通算9勝をあげている今大会ホステスプロの諸見里しのぶ(31)=ダイキン工業=が、

6バーディー、3ボギーで連日69をマークしています。

通算6アンダーで首位と2打差の4位に浮上した。

09年9月の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯以来の3094日(8年172日)ぶりとなる

歴代4位のブランク優勝を地元・沖縄で叶えることができるのでしょうか。

首位に立っているのは66で8アンダー、去年の賞金女王の鈴木愛(23)です。

やはり本人の地元ということもあって体調がいいのか、

スイングがいつもよりも柔らかい。

「これだけ感触がいいのは、もしかすると2009年以来かもしれないです」。

ドライバーの飛距離も昨季より飛んでいる。

パッティングからも伺える調子の良さ。

インから出た諸見里は前半の17番、12メートルのバーディーパットを勢いよく沈めると、

地元のファンから指笛と大歓声を浴びた。

18番でも2メートルのチャンスを沈め「元気を取り戻した」という連続バーディー。

「今日一番悔しい」と唇をかんだのは、9番で3パットのボギー。

「最終9番のボギーが悔しいけど、すごくいい状態でゴルフができている」

首位との2打差でV圏内、決勝ラウンド進出に地元・沖縄のギャラリーが沸いています。

【辛い思いの8年間】

「一度は心が折れた。」

2009年以降、左ろっ骨や背中の激痛に悩まされた。

整体、整骨、電気療法、レーザー照射…。ありとあらゆる治療を施した。

やっとの思いでここまで来た。

「今は痛みはないし、多少痛くてもクラブが振れないってことはなくなった。
いろんな方に助けていただいて今の私がある。だから、その人たちのためにも頑張りたい」

ありきたりだけど、安西先生の名言

「最後まで…希望を捨てちゃいかん」

「あきめたらそこで試合終了だよ」

この言葉こそたくさんの人を救ってきた言葉。

「体調はだいぶ良くなったし、体力もついてきた。(体のどこにも)痛みがないのは
10年ぶりくらいかな」

今はシード権も持たない諸見里選手。

ここで優勝できれば当該年度の出場資格と翌年度のシード権が付与される。

「私は一打を大事にしないといけない。ホステスプロとして何が何でも結果を残して、
地元での開幕戦を盛り上げたい」。

8年越しの悲願である10勝目を地元沖縄で叶えて欲しい。



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