昔からクマに会ったら死んだふりをするなどマンガなどでよく見るシーンですが、
実際にはどういう風に対処するのがいいのでしょうか。
6月の2日の夜に福島会津若松市の温泉街でクマが1頭現れ周辺の人を驚かせました。
熊の体長は1.5メートルもある大きさで、体重は100キロあるとみられています。
もちろん捕獲隊を編成し対処しました。
捕獲隊は、日没後に猟銃を使うことが禁止されているので、
現れたクマと睨み合うしかありません。
そのままクマはどこかへ消えてしまい、見失ってしまったそうです。
捕獲隊と警察官はクマが出た近くの民家へ向かうと、民家の庭先にはクマのふんが残されていました。
今回のクマは幸い暴れずに人間にケガはありませんでした。
クマを寄せ付けないために、捕獲隊が花火をあげて捜索を打ち切りました。
しかし、実際にクマを出会ってしまったら、どうすればいいのでしょうか?
ちょっと気になったので調べてみました。
【今回クマが現れた場所】
今回現れた場所は、福島県の会津若松市。
温泉街で有名な街で、あの白虎隊でも歴史上有名な場所ですね。
地形的には盆地になっています。
しかし意外とクマの被害が多く、
平成29年度における会津地方振興局管内のツキノワグマによる人身被害は、
5月に1件(1名)、8月に2件(2名)、9月に1件(1名)、10月に1件(1名)、計5件(5名)発生しています。
会津若松市で山に入る際の注意点
山菜採りや登山などで入山する場合は、クマとの遭遇を避けるため、次のような予防対策をとるよう心がけてください。
1山や野外での活動では、あらかじめクマの出没情報を確認して、必ず2人以上で行動し、単独行動は慎みましょう。
2鈴や笛、ラジオなどを必ず身につけ、周りに音を出しながら行動しましょう。
3子グマを見かけても、そばには必ず母グマがいると考え、決して近寄らないでください。
4もしクマに出会ってしまったら、あわてずゆっくり後ろにさがり、静かにその場から立ち去りましょう。
5クマの足跡やフンなど痕跡を見つけた場合は、その先には進まずに引き返しましょう。
6生ごみや残飯、廃棄果樹などは山や野外に捨てたり、放置しないでください。クマをその場所に引き寄せる原因になります。
【実際にクマに遭遇した時の対処方法】
まず勇猛心を持ち、常に熊と遭遇した場合の対処法を頭に入れ、時々それを思い浮かべながら行動すること
1.必ず鉈を携帯する(武器として実用的な物であること)
2. 音の出る物(ラジオや鈴など)で、常時音を立てて歩くと、辺りの音の異常が感知し難いので、要注意である。それよりも、時々声を出すか、笛を吹いた方がよいと思う。
3. 辺りを充分注視しながら進む。見通せる範囲はもとより、その先の死角部分では、特に歩調をゆっくり遅めて、注視すること。
4. 万が一熊に出会ったら(20m以上距離がある場合)、走らないで、熊の様子を窺いながら、熊から離れること。
5. 距離が10数mないし数mしかない場合は、その場に止まりながら、話しかけること(最初は普通の音声で、それからは大声で)。そして熊が立ち去るのを待つ。自分も少しずつその場から離れてみる。
6.(私は未経験だが)、側にのぼれる木があればのぼり逃げる。襲ってきたら死にものぐるいで鉈で熊の身体のどこでもよいから叩く。
クマと出会ったときの対処方法まとめ
クマと遭遇しても死んだふりはやっぱりマンガの世界だけみたいですね。
出会ったクマの状況にもよると思いますが、クマが居そうな山に入る時は鈴を鳴らす。
万が一目の前に現れたら、絶対に走って逃げない。
距離がある時は、少しずつ離れていく。
クマまでの距離が近い時は、とりあえずその場に留まり話しかける。
少しずつ大きな声で話しかけクマが立ち去るのを待つ。
でも、実際にクマが目の前に現れたら頭が真っ白ですよね。
クマ撃退スプレーも売っているので携帯するのも一つの方法だとおもいます。