雑誌、婦人公論の最新号に小保方晴子さんの近影写真が掲載されたそうです。
雑誌ではインタビューにも答えており、当時の心境などを克明に綴られている
本を3月22日に発売されたそうです。
ネットでは「一瞬分からなかった」とか「STAP細胞で変わった」などど騒がれています。
あれから、もう4年も立ちましたが、その変貌ぶりも含めて
当時の内容も一緒にまとめてみました。
【小保方晴子とSTAP細胞】
小保方晴子さんを語る前にそもそも結局STAP細胞ってなんだったのか?
「STAP細胞はあります!」
強い口調で言い切ったSTAP細胞とは。
正式名称は「刺激惹起性多能性獲得細胞」
【読み方】しげきじゃっきせいたのうせいかくとくさいぼう
刺激(ストレス)を与えることによって、多くの細胞に変化できる「分化多能性」を持った細胞。
「惹起(じゃっき)」とは、何かが引き起こされることで、この場合、刺激で多能性の獲得が起きる、という意味。
マウスの細胞からの生成は成功。さらに、STAP細胞によるマウスの誕生にも成功させている。
現在、米のハーバード大学の研究チームが、人工的に脊髄を傷つけた猿で、STAP細胞での回復がみられるか実験を行っている。
今後は、マウス以外の動物(ヒトなど)の細胞でも作成・使用できるか、などが課題となる。
STAP細胞の作り方は、臓器などから取り出された細胞を酸性溶液に数十分間浸し、
細胞にストレスを与え、数日かけて自ら初期化させることで、
どのような細胞にも変異できる「赤ちゃん細胞」にする、というもの。
大変容易で、iPS細胞の性質を大きく上回ると言われている。
はじめ、小保方さんは別の細胞の研究を行っていた。
実験中に、細い管を通った細胞が初期化を起こしたのを見つけ、
ほかの学者は皆、偶然だ、何かの間違いでは?と言われたが、
小保方さんはこの現象を新しい発見だと考え、研究を始めた。
細胞は、細胞分裂という現象を繰り返して体の部位を作る。
この細胞分裂という現象は「不可逆」、つまり戻ることはできないと考えられてきたが、
核に直接手を加えてこの常識を覆したのが「iPS細胞」だ。
小保方さんも、偶然だとは思ったが、ある一つの仮説を立てた。
細胞が細い管を無理やり通ろうとする際、衝撃が加わって初期化を始めたのでは、
と考え、2009年に実験が始まった。
様々な方法を試し、酸性溶液に浸した際が最も初期化が起こりやすいと分かった。
そして2014年1月29日、「STAP細胞」の発表に至った。
【小保方晴子日記】
3月22日に発売された「小保方晴子日記」(中央公論新社)が話題になっています。
著者はタイトルにあるように、あのSTAP細胞騒動で一躍有名人になった
小保方晴子さん。
小保方さんは国立研究開発法人理化学研究所こと通称「理研」を
14年12月21日に退職してからの650日間を、「婦人公論」(中央公論新社)
17年1月24日号より日記形式で連載。
今回1冊の本にまとめるために3割程度加筆したという。
精神科入院、博士号剥奪、16年1月28日に発売された手記「あの日」(講談社)の
執筆についてなど、闘いの記録が自身の言葉で素直につづられている。
【小保方晴子さんの現在についてネットの意見】
ネット上では『さらにバージョンアップしてる』
『もう誰だかわからない』『STAP細胞を顔に使ったの?』などの声が続出しています。
中にはグッチのオンラインショップでワンピースの税込価格が21万3840円と知り
『この金銭感覚は芸能人並み』『そろそろ女優デビューとかしそう』といった声まであるようです。
細胞の研究が何をして何をもたらすものなのか、詳しく分かりませんが、
ここまで、一人の女性を報道は吊るし上げなければならなかったのか?
本人は再現こそ出来なかったけど、当時本当にSTAP細胞が出来たと本気で思っていたと思う。
リケジョとか持ち上げたと思ったら、叩き落とす。
日本の報道のあり方にいつも疑問を持ちます。