南海トラフ巨大地震は何時起こる?東日本大震災から7年防災について
1万8000人以上が犠牲になった東日本大震災の発生から7年が立ちました。
都内や関東各地でも地震の発生時刻に合わせて黙祷(もくとう)が捧げられました。
地震が発生した11日午後2時46分に銀座和光の時計塔の鐘が鳴り、多くの人が足を止めて
黙祷を捧げました。
政府主催の追悼式が行われ、安倍首相は、被災地の復興を加速させていく考えを改めて
強調しました。
安倍首相
「7年の歳月が流れ、被災地では復興が一歩ずつ着実に進展しております。
原発事故によって大きな被害を受けた福島の被災地域では、避難指示が順次解除され、
また、帰還困難区域においても特定復興再生拠点の整備が動き出しました。
しかしながら、今なお7万人を超える方々が避難され、7年間にも及ぶ長期にわたって
不自由な生活を送られている方もいらっしゃいます。
ふるさとに戻る見通しが立っていない方々も数多くおられます。
原子力災害被害地域における帰還に向けた生活環境の整備、産業・生業の再生支援など、
復興を加速してまいります」
【南海トラフ巨大地震について】
南海トラフとは
赤い線の部分が南海トラフと呼ばれる部分。
四国~静岡県の南の海底にある水深4,000m級の深い溝のこと。
北西のフィリピン海プレートと大陸側のユーラシアプレートが衝突して下に沈み込んでいる沈み込み帯で、非常に活発かつ大規模な地震発生帯。
いつ巨大地震が起こるのか?
2014年中に起こるという予想が東京大学の地震予知学の権威である村田教授によって出されていました。
実際はM5級の地震が予想地域近辺で発生したのに止まっています。
それ以降はこれといって目立った地震や予兆は確認されていません。
現時点では、発生時期は数年後から数十年後くらいになると思われているが、はっきりとは言えないそうです。
どちらにせよ、防災に対する意識や確認など個人で出来ることはやっておいて損はないと思います。
【南海トラフ巨大地震に対する防災】
南海トラフ巨大地震については、沢山の被害予想が建てられています。
・経済被害は220兆3000億円になるそうです。
・地震発生1週間で食料9600万食、飲料水1億4500万リットルが不足、避難所生活者は500万人に上ります。
・津波の高さは最大32メートル、太平洋側の広い地域で数メートルの津波が襲う
・最大3440万人が断水、最大2710万軒が停電、電話は最大930万回線が不通になるみたいです。
・「クラッシュ症候群」と火災旋風の恐怖
・余震と誘発地震の危険性
以上様々な被害の可能性が考えられます。
【大地震への備えで必要なモノ・あると便利なモノ】
災害発生後は、冷静に、下記のうち準備可能なものを迅速に用意したうえで避難を行ってください。
災害備蓄品…飲料水3リットル3日分、食品(米やビスケット、チョコ乾パン最低3日分)、下着や衣類、トイレットペーパー、マッチやろうそく、カセットコンロ
※南海トラフ巨大地震の対策は一週間分の備蓄が望ましいという意見もあります。
非常用持ち出し袋…飲料水、食料品、貴重品、救急用品、ヘルメット、マスク、軍手、懐中電灯、衣類、毛布タオル、携帯ラジオ、使い捨てカイロ、ティッシュ、洗面用具
※家屋などが倒壊した場合に持ち出すものをまとめておく
備蓄や持ち出し袋など自分で用意するには時間もお金もかかるし、
売っている場所を探すのも大変です。
うちでは、楽天で買って玄関に置いて備えています。
いつくるか分からない災害に皆さんも備えては如何ですか?