東京労働局長が報道記者を威圧した発言で謝罪、その内容とは

先日の記者会見で報道記者に対して、けん制したともとれる発言を

労働監督権限を持つ東京労働局長が、行った問題で、

4月2日に局長が謝罪し発言を撤回しました。

東京労働局・勝田智明局長のコメント

「威圧するような形でとられたのは決して本意ではなくて、非常に不適切な発言だったと考えている。謝罪し撤回させていただきます」

先週行ったとされる記者会見で、勝田局長は何を言ったのか気になりますね。

今回の謝罪と発言撤回についてまとめてみました。

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【先週の記者会見について】

まずは定例記者会見で、厚生労働省東京労働局の勝田智明局長は記者団に対して、

「なんなら、皆さんのところ(に)行って是正勧告してあげてもいいんだけど」と発言しました。

これがなぜ恫喝に当たるのかは後で説明しますが、

そもそも今回の報道記者VS東京労働局の対立には、

3月の朝日新聞から端を発しているようです。

ちょうど一ヶ月くらい前の記事ですが、

野村不動産に対して特別指導は裁量労働制の違法適用をめぐって行われたが、

根拠規定なく行われ、その背後には過労死の労災認定があったからです。

政治的な観点からみれば、安倍政権が裁量労働制の拡大を図っているのに不都合な

事案だったので、過労死の労災認定を隠すために、権力を濫用したものであった可能性が

あるという見方です。

要するに、政治的に裁量労働制の拡大を狙っている安倍政権からしてみれば、

今回の野村不動産の事案はあまり大事にしたくないのに、

記者から労災認定を隠すために、裁量労働制の違法な適用をしていないかを

特別指導を行ったと言ってるんじゃないのかと質問攻めにされたから、

ついキレて黙らないと皆さんの所に行って是正勧告しちゃうよ、って言っちゃったんですね。

確かに野村不動産の特別指導の報道を見たときに誰でも多少なりとも違和感を感じたと
思います。

私もなんか変なの?って思ってました。

労災認定が先なのか特別指導が先なのか?
バレたから特別指導とか言い出したんじゃいのか?

と誰でも思うはずですよね。

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【東京労働局長の恫喝が問題になる理由】

じゃあなんでちょっとキレて、あなた達の会社に行って是正勧告しちゃうよ的な発言が

恫喝とまで言われるのかですが、

労働基準監督署は、臨検監督(監督指導)にとどまらず、重大・悪質な事案については、

取調べなどの任意捜査はもちろん、捜索・差し押さえ、逮捕などの強制捜査の実施主体になり、

犯罪捜査に係わる強力な権限がある。

要するに、労働基準法に関する警察官の役割を担う組織なのだ。

この強力な権限をもつ組織の大幹部が、取り締まられる可能性のある対象者

(報道機関)に対して、取り締まられたくなかったら黙っていろと、

脅しをかけた発言としか捉えられないのが、今回の発言だ。

引用Y!ニュース(2018年4月1日)

だそうです。

人や会社を捜査し拘束逮捕などの強制力、実行権を持ってる機関の長が、

簡単にあなた達のところも是正勧告してあげていいんだけど、

などと言ってはいけないということですね。

【労働局長の謝罪まとめ】

これについては、野党やマスコミからの責任追及が続いている背景があります。

野村不動産の特別指導は厳しく指導できているなどと言っておきながら、

過労死の労災申請があったから違法適用が分かったんじゃないの?

と責められていますよね。

実際に過労死という取り返しのつかない事件が起こらないければ、

表に出てこなかったではないかということですね。

それに安倍政権は裁量労働制を拡大する法案を通したいと考えていて、

異例の特別指導を先手で行ったのではないかと言われています。

人の死よりも世論や政治的な活動を優先しているようにも見れる今回の

野村不動産への特別指導。

痛い所を突かれてキレるのは、認めているようなものですよ局長さん。

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